包装の機能の進化について

 その昔は、包装といえば食料の貯蔵、小分け、運搬が主な目的でしたが、現代においてもその基本的機能に変化はありません。 材料としては、ガラスや金属が使われるようになり、現代では色々な研究の末、プラスチックが包装全体の主役になっています。

◎包装に求められる基本機能は下表のように多様かつ高度なものになっています。

 包装の機能要件
内容物の保護 ・破損、変形、温度、湿気、水分からの保護。
・酸化、光劣化、腐食、臭気、化学物質による作用からの保護。
・微生物、虫、ねずみなどの生物的要因からの保護。
・いたずら、犯罪、誤用など人為的要因からの保護。
取扱いの便利さ ・流通上の利便性(持ち運びしやすい、仕分けしやすい、保管しやすい)。
・販売上の利便性(並べやすい、見分けやすい、売りやすい単位)。
・消費上の利便性(開封・再封機能、携帯性、長期保存、インスタント調理)。
・バリアフリー、ユニバーサルデザインへの配慮。
商品情報の提供 ・商品識別・アピール(商品イメージ、ブランドイメージの訴求、利用シーンの提案など)。
・食品衛生法、JAS法、景表法に基づく表示
 名称、品名、食品添加物、原材料名、内容量、賞味期限、保存方法、製造者、原産国、成分表示、使用上の注意、調理方法など。
・薬事法に基づく表示
 有効成分の名称・分量、効能、用法、用量、使用上の注意、PL法対応取扱い上の注意など。
・パーコード、荷扱上の注意、ケアマーク、開封・開梱方法
・使用包装の材質、廃棄方法など
 

◎包装に求められる基本機能のほかに、現代社会では安全性や環境への配慮など、包装が当然に備えておかなければならない事柄もたくさんあります(下表参照)。

 包装の具備要件
安全・衛生性 ・各種法規制・規格等への適合(食品衛生法、薬事法、各種業界自主規制、乳等省令など)。
・人体安全性の確保および注意事項の表示(PL法対応)。
・衛生性の確保(微生物、臭気、異物、防虫・防鼠、GMP・HACCEP対応、軟衛協自主基準認定など)。
・トレーサビリティ対応(製造記号、工場表示、ICタグなど)。
社会・環境性 ・循環社会の構築に沿った包装として省資源、省エネ、リサイクル、廃棄物処理などへの配慮がなされれていること。
・法律や条令に基づく材質表示、廃棄方法などの表示。
生産適正 ・包装作業適性(包装作業のしやすさ、包装機械への対応など)。
・供給の安定性が質・量ともに確保されていること。
経済性 ・包装資材として機能や要件にあったコストであること。
・工業所有権(製法・材料・意匠などの登録やライセンス等の要件確保。
  •  包装には、内容物である商品(食品やその他の製品)の性格をふまえつつ、緩衝材や乾燥剤、脱酸素材などの副資材を組み合わせて、これらの要件を満足する必要があります。
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