日本の伝統的包装(パッケージング)について

 日本古来の包装と言えば、木や竹の皮、わら、なわ、木の葉などの素材を手で加工したものが用いられていました。

 包装という言葉を広く捕らえると、かめやつぼなどの陶器や樽(たる)、桶(おけ)なども古くから用いられていましたし、木箱やつづら、行李(こうり)なども物の保管や輸送に使われていました。

 近年その価値が見直されている風呂敷も、古くからの日本の伝統的包装用具です。

朴葉(ほうば)

ほう葉は今では珍しい

ほう葉めし

ほう葉めし(緑色のきな粉)

竹製のざる

ざるも古くからの容器

 カシワの葉や塩漬けにした桜の葉で餅を包むと香りが良くなることや、ササの葉の防腐効果も古くから知られており、伝統食品にも植物の葉で包む事例が全国的に多く見られます。

 奥能登でも、田植えの時期に程よく大きくなったほう葉にきな粉を掛けたご飯を包んで、タバコ(休憩)のときに、ほう葉の香りを楽しみながら飯をほうばったものです。

 日本には、こうした自然の素材を使った包装(ラッピング)が、現在でも残っています。 「ちまき」は餅やもち米を笹の葉で包んだものですし、肉などの食品の包装具である「経木」(スギやヒノキを薄く削ったもの)も最近はエコの観点から見直されつつあります。

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