清浄性 | 水深200より深いところでは,大腸菌や一般の細菌による汚染がほとんどなく,また陸上や大気からの化学物質による汚染の可能性も少ないのです。 |
富栄養性 | 深層水の海域は太陽光が届かず,植物プランクトンが光合成できないため,植物の成長に欠かせない硝酸塩やリン酸塩等の無機栄養素が未使用のまま貯蔵されています。 |
熟成性 | 水圧20気圧以上の高圧下で海水が熟成されると言われています。深層水の塩のまろやかさは,この熟成性に関係しているのではないかと言われています。 |
ミネラル特性 | 海水には,カルシウム,鉄,亜鉛,マグネシウムなど,生き物が生きていく上で必要な必須ミネラルや微量元素がバランス良く含まれています。 |
低温安定性 | 海洋深層水が存在する水深200m以深は,太陽の光が届かないため,水温は海面表層部分に比べかなり低く,通年に渡り安定しています。 |
このような特徴を持った,貴重な深層水を1日100tも汲み上げるのが深層水汲み上げ事業です。この施設で汲み上げた深層水は,そのまま又は結晶塩として奥能登の水産加工,農業,食品・美容関連商品開発や観光施設などで活用されています。
ここ,能登海洋深層水施設 では,事業の一つとして良質の塩の生産も行っています。その設備は,深層水の熟成性に加えて,低温結晶製法を採用することで,いっそう「感味」のまろやかさを高めています。