特徴: モズクの名前は「藻付く」または「藻好く」に語源があるそうで,ホンダワラ類の一種ヤツマタモクに着生します。細くて滑らかであり,広く流通する沖縄もずくとは食感がまるで違います。
採取時期: 1月〜5月,7月〜9月
採取場所: 春物は,波あたりの穏やかな海域に生えるヤツマタモクに着生します。早春の藻ずくは七尾湾の湾奥で採集され,次第に湾口に移ります。早春物は特に滑らかで珍重されます。夏物は,より多くのホンダワラ類に着生し「土用モズク」と呼ばれます。
食べ方: 新鮮なモズクは湯通しすると鮮やかな緑色に変わり,酢の物や味噌汁の具として美味です。生ものは小分けにして冷凍,塩蔵する場合は風味が落ちるので,早めに使い切ってください。冷やし中華や雑炊に入れるのもいけます。