てんぐさ(天草) − 奥能登の海藻 ↑ クリックすると拡大します。 特徴: 赤褐色の海藻で,かたまって生えています。平面的に枝分かれしして,高さ20cm程になります。採集したものを真水で洗い天日干し,これを何度も繰り返すと色が抜けて白くなります。白くなったものが寒天(トコロテン)の原料になります。 採取時期: 年中生えていますが,特に夏に繁茂します。 採取場所: 潮通しの良い岩場の漸深帯のほか,港の岸壁や防波堤などの垂直な面にも着生します。 食べ方: 輪島では冬にコタツに入りながら,寒天で作った水ようかんを食べます。夏ではなく,この時期になくてはならないものだといいます。精進料理の「すいぜん」も輪島ではよく食べます。 ・乾燥物海藻については海藻文化商品ページへ、海藻料理は海藻レシピ集へ。